キミ・ライコネンのトルコGPレビュー「耐えなきゃいけない」

2009年F1グランプリ » この記事

フェラーリ公式サイトのブログに、キミによるトルコGPレビューが掲載されています。ガッカリなグランプリとなってしまったトルコ。

僕らは耐えなきゃいけないんだ」(by キミ)
(´・д・`) いつまで耐えればいいの~~?

“We need patience “(耐えなきゃいけない)

僕らはトルコGPでもっとよい結果を求めていたし、それを隠したところで意味がないんだ。状況が前レースのモナコに比べて、難しくなるだろうってことはわかっていたよ。だけど、予選がよかったので、決勝があれほど厳しいものになるとは思わなかった。スタートが決定的だったよ。イスタンブールでは、モナコ同様、トラックの汚れた側からのスタートはとても難しい。両トラックとも、1コーナーがスタートラインにとても近いから、KERSのアドバンテージを利用できないんだ。

僕は、シグナルが消えたときにポジションを1つ落とし、1コーナーでもまた1つ落としてしまった。アロンソとのバトルでフロントを彼の後輪にぶつけて、そのダメージでダウンフォースを失ってしまったよ。ピットストップでノーズを交換したけど、もう遅すぎた。もしあれがなければ、ポイントを取れただろう。僕らには、レースでブラウンGPやレッドブルだけでなく、ウィリアムズやトヨタと比べても十分な速さがなかった。それに、気温が高かったせいもある。

チームは車を改善してトップとの差をうめるために、ハードワークを続けているよ。僕らは高速コーナーでは苦しんでいるけど、低速コーナーではうまくいってる。そこでは、僕らが本当にコンペティティブになれる。あきらめる理由なんてないよ。ただ耐える必要があるだけなんだ。イスタンブールの前にも僕が言ったようにね。僕らには、よい結果を出すためのポテンシャルがあるよ。それはわかってるんだ。

シルバーストーンでは、すべてうまくいくように願っている。シルバーストーンは僕が好きなトラックでもあるしね。フェラーリはイギリスGPでよい結果を残しているし、今回もそうなったら素晴らしいよね。

 

———–
確かにレース前にキミが言ってたことが、見事にすべて的中したのですが・・・それでも期待しちゃうのがファンってもので。キミもそれはわかってて、トルコGPプレビューで「フェラーリが勝つのをファンが見たがってるのはわかってるけど、現実的にならなきゃいけない。まだ耐えなきゃいけない」って確かに言ってましたが・・・。えーん、(つд⊂) まだ耐えなきゃいけないのか。イギリスGPで入るというアップデートも、キミの口調からすると何だか厳しそうなヨカン。
わかりました・・・耐えます。耐えますけど。。。がんばれーキミ~~!!!

 

<原文>
“We need patience “

We definitely expected more from the Turkish GP and it doesn’t make any sense to hide it. We knew that the situation would be complicated compared to the previous race at Monaco, but after the good qualifying we didn’t think that the race would be so difficult. The start was decisive. At Istanbul, but also at Monaco, it makes it very difficult when you have to start from the dirty side of the track. And on both tracks the first corner is very close to the starting line, so we can’t even exploit the advantage of the KERS there. I lost a position when the lights went out and another one in the first corner. During the duel with Alonso I touched his wheel with my front wing and damaged it, loosing downforce. We changed the nose during the pit stop, but it was too late to improve. If that hadn’t happened maybe I would have gained a place in the points. We weren’t fast enough in the race, not only compared to the Brawn GPs and Red Bulls, but also compared to the Williams and Toyotas, also due to the high temperatures.

The Team is continuing with its hard work improving the car and closing the gap to the leaders: the situation is much better in slow corners, where we are really competitive, while we’re suffering in the fast ones. We don’t have any reason to give up, we just need patience; that’s what I’ve said before the race at Istanbul. We do have the potential to achieve a good result, I know it.
I hope that everything will work out at Silverstone, which is one of my preferred tracks. Ferrari has a good tradition in this race and it would be great to keep to that.

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コメント / トラックバック 4 件

  1. より:

    なかなか、長いトンネルから抜け出せないですね。
    一年以上、表彰台のトップを見ていないんだなと思うと
    ファンとしても寂しいですが…。
    ぜひとも、イギリスで頑張ってほしい。
    バトンばかりじゃ、面白くないぞ!

  2. kyoro より:

    既に、もう、ブラウンGPにはかなわないとして、今季に見切りを付けるチームもでてきているようで、悲しいですね。
    でも、ドライバー達は、今を頑張らなくてはならない。
    キビシイ戦いが続くとは思いますが、諦めずに応援したいですね。
    よくも悪くも何が起こるか分からないのがF1ですから。

    とはいえ、、、う〜ん、やっぱ早く復活して欲しい〜〜〜〜(T*T

  3. yukarin より:

    >Mさん
    コメントありがとうごいます!
    キミの最後の勝利から、気づけば1年以上。
    長い。。。長いですね。
    しかし、いまはじっとガマンガマン・・・今年勝ってくれると、マジ信じてます。キミが言ってるから。キミー。がんばれ! フェラーリ、お願いしまっす。もうバトンはいい(^^;
    イギリスでどこまでいけるのか・・・何とか上位に入ってほしいです。

  4. yukarin より:

    >kyoroさん
    いつもありがとうございます。
    今年のF1は、外野ではFIAとFOTAのもめごとでゴタゴタ、世界不況のあおりで観客数も減っちゃってサーキットも大変、そして肝心のグランプリがバトン圧勝で面白みに欠け・・・うーむ。F1人気が盛り下がらないことを祈りたいです。
    F1が面白くなるためには、やっぱり去年やおととしのような、名門チームのトップドライバーがガチで勝負するところが必要だと思う! マシンがはまったときのキミの異次元の速さ、またみたいよー。
    フェラーリ、がんばれ~!!!

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