フィンランドのF1ジャーナリスト、「ライコネンはまだマクラーレンと交渉中」と信じる

フィンランドの有名なスポーツ誌「urheilulehti」に、F1ジャーナリスト、エルッキ・ムスタカリのインタビュー記事が掲載されてます。ムスタカリによると、ガーディアン紙が「バトンがマクラーレンと3年契約」と報じたのもの、まだキミが来年マクラーレンに行くと信じている、ということです!

記事の日本語訳をご紹介します。

フィンランド語の記事をファンのNicoleが英訳してくれました。many thanks Nicole!

Mustakari uskoo yhä Räikkösen McLaren-korttiin
(ムスタカリはまだライコネン-マクラーレンのカードを信じる)

UrheilulehtiのF1ジャーナリスト、エルッキ(エキ)・ムスタカリは、まだ、キミ・ライコネンが来シーズンマクラーレンに移籍すると信じている。

kimi2710 エキ、ガーディアン紙は、ジェンソン・バトンがマクラーレンと3年契約を結んだと報じました。このニュースについてどう思いますか?
ガーディアン紙が何の情報に基づいているのかわからないが、このニュースには驚かないよ。私が理解しているところでは、キミはまだマクラーレンと交渉しているはずだ。そして私がより可能性があると思うのは、来シーズン、キミがマクラーレンでバトンがブラウンということだ。

あなたの考えの根拠は?
メルセデス・ベンツがついに自身のブランドでF1に華々しくデビューしたが、彼らの計画が、ワールドチャンピオンに100万か200万(ユーロ?ポンド?)を求めるようなものではないというのは確かだ。ロス・ブラウンにとって、100万か200万は決定的なことだっただろうが、今やメルセデスが全面的にバックにいる。バトンがチームに残っても、彼の給与面での要求は困難ではないだろう。もちろん、彼らはバトンが世界で最良のF1ドライバーでないことをわかっている。しかし、彼自身には大きなマーケティング的な価値がある。彼はワールドチャンピオンで、もし彼が来年メルセデスでドライブするなら、シルバー・アローはカーナンバー1と2と付けることになる。ナンバー自体、非常に象徴的な価値を持っている。

あなたは、バトンは必ずしも世界でベストのドライバーではないと言いました。それはバトンと契約することと矛盾するのではないですか?
ニコ・ロズベルグがメルセデスに来るなら、メルセデスは来シーズン素晴らしいコンビを持つことになるだろう。1人はワールドチャンピオンで、もう1人は若く有望なドライバーだ。メルセデスにとってはドイツ人ドライバーである。

来シーズン、キミがメルセデスのドライバーというサプライズ・カードはないのでしょうか?
もちろん、F1では常に何でも起こりうる。しかし、ブラウンを買収したメルセデスは、誰かを驚かすようなことはしなかった。それに、それは、絶対にキミにとってサプライズにはならないだろう。キミがマクラーレンと契約するか1年休養するかしかないと言ったとき、彼は絶対に、メルセデスがブラウンを買収しようとしていることを知っていたはずだ。それにもし新ブラウン-メルセデスも選択肢にあるのなら、彼は絶対に、別の言い方をしたはずだ。

なぜ、ブラウンがキミの選択肢だと思わないのですか?
単純に、キミはマクラーレンだけがフェラーリを負かせる唯一の車だと考えているからだ。キミがこれ以上他の車の後ろにいたくないと思っていることは、絶対に確かだ。彼は、単に、繰り返すけど、単に、勝つためにF1にいるんだ。そしてそのために、彼は可能な限り戦闘力のある車を必要としている。

それでも、バトンがマクラーレンにいくということになった場合、それはつまり・・・
そう。それは、キミ・ライコネンが来シーズンF1にはいないということを意味する。そのような選択は、このスポーツ全体にとって、大きな危機だ。バーニー・エクレストンという名前の小さな英国人紳士が、キミがF1を続けるよう、全力を尽くすはずだ。もし、今シーズンのワールドチャンピオンがマクラーレンで何度も何度も負かされたら、F1にとって打撃であり、彼のマーケティング的価値もちりとなって消えるだろう。ここしばらくの間、世界中で、大きな広告ポスターでキミの顔に出会ってきた。だけど、バトンについてはどうだろう? パドックで出会うだけだ。

—-
フィンランドのメディアなので、キミに肩入れしている部分はあるでしょうか、今、少しでも明るい話題を欲しているキミファンにとってはうれしい内容ですね。

F1からキミがいなくなるのは、大打撃です。バーニーが何とかするかどうかは怪しいと思いますが・・・。
でも、キミがマクラーレンとまだ交渉していると信じたいですね!!
そして開幕戦のグリッドに、キミの姿がありますように!!!!!

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コメント / トラックバック 5 件

  1. Kimiナンバー1 より:

    これは嬉しい!
    エルッキさんはベテランの記者、そしてグランプリトクシュウでキミの
    専属インタビューをしている方なので、僕はエルッキさんの言っていることは
    かなり信じています。
    なので、少し気分が明るくなりました。
    バーニーが圧力をかけてでも、マクラーレン移籍をしてほしい!
    たしかにそうか!メルセデスがバックについた今、少しのお金なら
    メルセデスが出してくれるという可能性がありましたね♪
    しかし、F1っていまやってるライアーゲームみたいに
    騙しあいと、お金が裏のストーリーを演出してるのですね・・・。

  2. AA より:

    日本はまだ早朝なので、このニュースを見ている人は少ないかと思いますが、フィンランドのメディアTS(turun Sonomat)が、オフィシャルにキミが来年はF1にいないことを先ほどニュースにアップしました。どうやらマクラーレンとの交渉が決裂した模様です。マク以外のチームとの交渉はないそうです。
    英訳はこちら(Nicoleも翻訳してくれてますので、どこかで見られると思います)http://translate.google.com/translate?js=y&prev=_t&hl=en&ie=UTF-8&u=http%3A%2F%2Fwww.ts.fi%2Fonline%2Furheilu%2F89167.html&sl=auto&tl=en

    チームからの発表があるまで信じないと今朝言ったばかりですが、TSにロバートソンのコメント付きで書かれちゃうと信じないわけにはいかないかな…と。救いは、1年間のオフとしているところですので、噂通り2011年はRBRなんでしょうか…。

    ちょっとにわかに信じがたいので、もう少し私の気持ちを噛み砕いてから、またちゃんとしたコメントしますね。今日はエイプリールフールじゃないですよね??

  3. トミィ より:

    ちょっと・・・朝からは・・・強烈すぎますね。

    来年もグリッドのどこかに居て欲しかったけど。。。

    自分にしてみればキミの居ないF1は甘くないケーキみたいな感じです。
    熱いドラマがあってもスキャンダル、ゴシップがあっても何かが足りません。

    でもまだ確定では無いですしね。

    まだ少しだけ希望はあるように見えます。

    これがダメでもまだ30。32からでも走れます。

    そのマシンが何色であれキミがグリッドにつける事を祈ってます。

  4. yukarin より:

    Kimiナンバー1さん
    この記事に、キミ偏向のバイアスがかかっていたのはわかっていたのですが、正式発表まで時間がかかるかもしれないから、それまで少しでもポジティブなことが書かれたものだけを見ていたい、と思っていました。

    まさかこんな早く夢を砕かれるとは。

    AAさん、いち早い情報、ありがとうございました。
    私も、今日は複雑で、いまは考えがあまりまとまっていません。
    また後ほど、改めて、メール送りますね。

    トミィさん、キミがいなくてもF1は続いていくのだけど、キミというドライバーを失うのは大打撃ですよね。2011年にカムバックしてくれますように。

  5. てぃ~ちゃ より:

    いっそのこと
    バトンをサードドライバーにすれば良いのに・・・
    とか暴言吐いてもみたくなります

    来年の鈴鹿は寂しいものになるのかな(なればいい!)

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