ラリー・トルコ、プレスカンファレンスにキミ登場

2010年WRC » この記事

今週末はラリー・トルコ、そしてF1中国GPですよ~。ラリー・トルコでは木曜日のプレスカンファレンスにキミが登場してます。キミの質疑応答の部分を和訳してみました。

プレカンの全文はこちらから(英語)
Rally of Turkey – Conference 1

Qキミ、チャンピオンシップ第4戦を迎えるけど、これまでのところ、WRCをエンジョイしてる?
イエス。とてもチャレンジングなのは確かだけど、それは前から分かってた。だから、大して驚いてはないよ。完走できれば、もっとポイントを取れるだろう。僕は常に学習しているよ。少しずつやりやすくなってるよ。

Q今年の初めに、これまでの自身のキャリアにおいて最大のチャレンジになるだろうと言ったけれど、それは確かだった?
常に状況が変わるからね。路面もステージも、何もかも、同じような難易度でやってくるんだ。僕は多かれ少なかれ、ラリー(の難しさ)についてはよく知らない。何か1つのことが他よりも難しいってことはないよ。僕はただドライブしなきゃいけないだけだ。

Qこのラリーについてはどう?
これまでのラリーよりはほんの少し簡単だろう。高速で、路面はとてもラフだ。これがラリーだと思う。うまくいくことを願ってるよ。

Qヨルダンが一番大変だった?
イエス。多分、これまでで最も困難だったよ。その点では、今回は若干容易かもね。

Qペースノートはどう改善してる?
ドライビングと同じことだよ。僕はすべてのラリーで新しいノートを作らなきゃいけない。だから常に学んでいるんだ。楽になりつつあるけど、それでも学ぶことが多いよ。週末において最も重要な部分の1つだよ。それは経験であり、まだ学習することがあるよ。

Q今朝、シェイクダウンに向かう途中でF1サーキットを通り過ぎたね。F1を恋しく思う?
ノー。もしF1が恋しいなら、僕はここにはいないよ。F1にいただろうね。ラリーは僕自身が決めたことで、楽しんでるよ。

Qキミ、あと数シーズンWRCで契約するだろうか?
前にも言ったように、来年のことについては、まだ決めていないし、決定を急いでもいない。繰り返すけど、今のところこのチャレンジを楽しんでいるんだ。すべてを学ぶのは難しいだろうけど、でも僕は学んでるんだ。

Qキミ、戦略についてはどう思う?
そのことについては、心配していない。今年の終盤では、戦略のことも考えなきゃいけなくなってるといいけどね。どんなモータースポーツだって、そういうたぐいのことがある。これはゲームのようなものだ。ルールを設けることができても、それらに対処する方法はたくさんあるんだ。

シェイクダウンの画像

ケン・ブロックと仲がよさげ。変人同士、気が合うのかもね

「戦略(Tactics)」というのは、ヨルダンで話題にもなった、出走順を操作するためのタイム調整のことだと思います。グラベルの荒れた路面では、最初に出走する人は“掃除役”になってしまうので、不利。そのため、前のステージでわざとタイムを落として1番出走をしない、という戦略を取ることがよくあります。
ヨルダンでは、オジェを1番出走にして親チームのエース、ローブのための掃除役にさせるつもりが、タイムの伝達がうまくいかなくて、ローブ1番、オジェ2番、ラトバラ3番という順序に。前に2人も掃除役がいて、ラトバララッキー! するとシトロエンジュニアチームは、オジェに電送系トラブル発生ということにして、サービスアウトを遅らせて、わざとペナルティを受ける。そして出走順を5番目に変更! すると、フォードは、優勝を狙えなくなったミッコを操作して・・・という、なんかもうグダグダなことに。

しかし、とにかく走りきることだけが目標のキミには、まだこんな高度なかけひきは蚊帳の外、なのでしたー。

ところで、ラリー・トルコの公式サイトでは、当初ドライバー達の音声が聞けたのだけど、なぜかなくなってました。
ミッコ、ローブ、ペター、ケン・ブロック、そしてキミもしゃべってたんですけど。
「キミ・ライコネンです。4月のラリー・トルコではPower FMでお会いしましょう」という短いセリフでしたが。リロードするたびにランダムにドライバーが変わってたのだけど。ペターやケン・ブロックはメルハバ(トルコ語でこんにちは)って言ってました。

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プレカンの動画を追加しておきます
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