キミ・ライコネン、インタビューwith Top Gear magazine
これも先月から公開されていた内容なのですが・・・シェルのサイトにTop Gear magazineとのインタビュー記事が掲載されています。
Kimi Raikkonen Interview with Top Gear magazine
車やスピード、レースに興味を持つようになったのは何歳の頃ですか?
まだすごく小さかった頃からだよ。僕はエンジンが付いているものなら何でも興味があった。もしドライバーにならなかったら、きっとメカニックになってただろうね。
子供の頃、印象に残ったドライバーや心を動かされたドライバーは誰ですか?
ヒーローやアイドルを持ったことは、一度もないんだ。僕の友達は、僕はF1が今ほどフォーマルでなかった70年代にレースをすべきだったと言ってるよ。そうすれば、絶対にジェームス・ハントと友達になりたいと思ったはずだって言うんだ。
あなたが自分自身がうまくいくと思ったのはいつですか? またその理由は?
僕には言うことはないよ。いつだってレースドライバーになりたかった。そして、そのためにやるべきことは全部やってきた。僕の結果が、僕を代弁しているよ。
もしすべてのテストが禁止されたとしても、意味がないでしょうか? スノーボードをする時間ももっとあるし、チームにとってもコストがかかりません。そして皆にとっても同様です。
ノー。僕はシミュレーターでもっと多くの時間を費やしてはどうかと聞かれたんだ。だけど冗談はさておき、今の状況はとてもうまくバランスが取れている。僕らは数年前ほど多くのテストはやってないけど、ずっと効率的に仕事をしているよ。
しかし、そうは思えません。個人的に、テストでもっとも有効だと思うのはどんなことですか?
僕はF1カーを運転するのが好きなだけだ。それがテストであっても好きだ。
テストとレースで、例えばシェル Vパワーのような新しいテクノロジーの開発を手助けするために、あなたはどれくらい重要な部分を担っていると思いますか?
F1のように最先端のスポーツでは、ファーストとラストの違いは、コンマ何秒かで計られる。車の開発の面では、あらゆる部分において限界までプッシュしなくてはいけない。エンジンに関するかぎり、僕らは今、ことさら特別な段階にいる。ある部分の開発は数年間、凍結されている。つまり、僕らは数馬力余分に得られる燃料またはエンジンオイルや、潤滑を向上させるギアボックスオイルを持つことができるわけだ。そしてそれらの重要な部品の信頼性高めている。これは、きわめて重要な点だ。
これまでに勝ったグランプリで、もっともよかったのはどれですか?
どの勝利も素晴らしかったから、答えるのが難しいよ。だけど、初優勝と、僕がワールドチャンピオンになった昨年のインテルラゴスでの勝利はずっと忘れられない。
フェラーリからマクラーレンに移った主な理由は何ですか?
同じチームに長い間いたので、ほかに移りたくなっただけだよ。僕はマクラーレンで快適だった。フェラーリで心地よく思っているのと同じようにね。2つのチームは特徴は違っているけど、両チームとも真のベストリザルトを得るという同じ希望を共有している。
あなたにとって、フェラーリは単にもう1つのチームですか? それとも、長い歴史や過去の偉大なドライバー達があなたの頭をよぎることがありますか フェラーリはこの面で違っていると感じますか?
マラネロには確かに特別な雰囲気が存在する。そして、レーシング・ヒストリーの一部であるエンブレムには特別な魅力を感じることができる。 それは素敵なことだし、自分がこの歴史の一部であることを誇りに思う。
多くのファンは、ドライバーがレース中、どれくらい多くのことをしているのか理解していません。レースの間、あなたがしなければいけないこと--ブレーキの調整、問題に対処するためのドライビング、etc.--いくらか話してくれませんか?
そうだね。外からは、トラックで起きていることの詳細をすべて理解するのは難しい。第一に、車がガレージにあるときはエンジニアとともに、やることがたくさんある。セットアップの決定、一日のワーク・プログラム、作戦とか。それから、コックピットにいてセッティングする時は、コントロールできるパラメーターがすごくたくさんあるんだ:ブレーキバランス、エンジンと電気的なパラメーター、ギアボックス。それに、予期せぬ状況もある。例えばセーフティーカーの出動やスタート時のような複雑なプログラムをやらなきゃいけないときもある。
今年は標準化電子制御ユニットが導入されたので、やるべきことが少し減った。だけど来年は、フロントウイング・フラップの電子制御や、KERSシステムによって蓄積されるエネルギーに関するブースト・スイッチといった、新しいパラメーターが持ち込まれる。
あなたの考えでは、何がすごいドライバーを作るのだと思いますか?
結局、重要なのは結果だよ。だけど、現在のF1で考慮されるべきなのは、よい車があることだ。競争力のない車では、どんなに才能があっても勝つことはできない 。
あなたの仕事で一番いいのは何ですか?
ドライビングと、勝つためにレースをすること。それ以外ないよ。
では、一番嫌なことは?
人前で話すこと? 正直に言って、僕の得意とすることではないけど、自分の仕事の一部だってことをわかっているし、それも受け入れなきゃいけない。
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トラックの中ではもちろんのこと、トラック外でも、スポンサー活動をはじめ、やらなきゃいけない仕事がたくさん。ましてキミのようなトップドライバーになれば、プライベートでも自由がかなり制限されることを覚悟しないといけないでしょうね。「F1が好きだけど、F1のあらゆることが嫌い」というキミ・・・それでも、ファンとしては少しでも長く、F1で走り続けてほしいなと思います。
ところで、シェルのサイトには、F1ドライバーがいかに反射神経を必要とされるかを体験できるフラッシュ・ゲームがあります。一瞬にしていろんなことを判断してブレーキやギアを操作しなきゃいけないF1ドライバーの大変さが、少しわかるかもしれません。
→Shell and Ferrari – How quick are you?
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2008/12/26 at 10:48 PM
りりさん、初めまして♪
キミファンのアクアと申します。
少し前にりりさんの素敵なサイトに出会い、それから毎日のように
更新されているか楽しみに遊びに来ています☆
初めて見つけた時は“なんて素敵でカッコイイサイトなんだろう!!!”ってすぐお気に入りになりました(v^-^v)♪
これからも楽しみにしていますし、今後はコメントを残していきたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いしますm(__)m
寒い日々が続くので風邪などひかれないようにお体に気を付けて下さいねo(^-^)o
それではまた(^▽^)/
2008/12/29 at 1:25 AM
>アクアさん
コメントありがとうございます♪
シーズンオフ中も更新を続けたいと思いつつ、忙しさにかまけて滞りがちになってしまってますが、暇を見つけてちょこちょこ更新していきたいと思ってますので、またいらしてくださいね(^^)
アクアさんもお体に気をつけて。どうぞ、よいお年を!