これが本当のキミ・ライコネン

新車発表の後、シーズンオフテストが始まってから、キミ関連のニュース、記事が出るわ出るわ。素敵なものが多いので、できるだけ多く和訳してご紹介したいのだけど、時間がたりません~!一方でWRCはラリー・スウェーデンが始まっているし。F1が開幕したら、どうなってしまうのやら・・・。
私の愚痴はさておき、フィンランドで最大の発行部数を誇る雑誌(いわゆるゴシップ誌ですが)「セイスカ」がキミのフィンランドの家を訪問してロングインタビューを行いました。キミとの初のインタビューに緊張して臨んだ記者が、キミの予想外の様子に驚いた様子。手放しでキミを褒めています。

インタビュー本体をご紹介する前に、まずはこっちの記事の和訳から。インタビューのほうは、もうちょっとお待ちあれ。
フィン語の英訳は、いつものようにNicole。Many many thank you Nicole!!!!!

 

Seiska’s reporter tells: This is what Kimi Räikkönen is like for real!
これが本当のキミ・ライコネン(セイスカのレポーターが語る)

セイスカのレポ-ター、パヌ・ホルッコはキミ・ライコネンの家を訪ね、彼はよい意味で驚いた―

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2月3日にヘルシンキから、ポルッカラニエミにあるキミの邸宅まで運転していたとき、僕は胃けいれんを起こしていた。実際、前の晩から胃がキリキリしていたし、正直に言うとキミが夢の中に出てきた。

無意識のうちに、自分の体に異変が起きていた。僕は初めてキミに会おうとしていて、彼はレポーターを嫌っていると聞いていた。インタビューでトラブルを起こすのは僕らのうち誰なのか-インタビューされる方か、インタビューする方か-疑問に思っていた。

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キミの表情は、予想とまったく違っていた!

カメラマンと僕がポルッカラニエミに着いたとき、リク・クバヤが迎えてくれた。
(※リク・クバヤはキミの広報担当です)
彼は親切に、彼とカメラマンが邸宅の周りを歩いて回り、僕がすぐ落ち着いた状態のキミとインタビューできるよう案内してくれた。

ガラスのドアが開くとすぐ、ビーニーを被ったキミが出てきて、握手を交わした。

僕はすぐ、キミが雑誌やテレビのインタビューでは一度も見たことがない表情をしているのに気付いた。キミは信じられないほどリラックスしていた。そして、もし男が別の男性に対してこういう言い方をできるなら、正直に言って、うっとりさせられた。

キミの子供っぽく、ニコニコした様子は3時間のインタビューの間ずっと続いた。氷は簡単にアイスマンの洞窟を壊したのだ。キミは僕の質問にリラックスした様子で答え、機知に富んだユーモアのセンスを披露した。彼の笑顔は魅力的で、雰囲気を温かくした。

例えば、「あなたはどれくらいスチーム・マン(サウナに強い男)ですか?」という質問について言おう。キミは自分らしい方法でこう答えた。
「サウナに行くのは好きだよ。だけど普通のサウナだ。サウナ・ティモのようではないのは確かだよ」
(※サウナ・ティモ=フィンランドで開かれる世界サウナ選手権大会で5度のチャンピオンになったティモ・カウコネンのこと)

彼には、何も取りつくろっている様子がなかった。自分の経験に基づいて、キミは純粋におおらかな人間だと言うことができる―それに加え、僕がこれまで会った多くの「ヒーロー」達と違い、控えめな人だ。

いわゆる、スピーキング能力不足!

別荘を後にして、僕は「やられた」と思った。あの男は、99%のフィンランド男性と同じように、カメラを嫌っているだけなんだ!

次のF1シーズン、僕はキミと、彼のロータスでのがんばりを追いかけることに集中しようと思う。あの男は、ヘレスのテストで最速のラップタイムを出した!

僕は、キミのコメント能力や態度の乏しさについてアレコレ言う人間の同盟から脱退する。僕はキミが並外れてチャーミングなヒーローだと自分で分かってるんだ。そして、男は別の男性に対してこういうことができる。

今シーズン、がんばれ、キミ!

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