マノー・グランプリはかつてキミがいたチーム
バジェットキャップと来年のレギュレーションを巡るFIAとFOTAの対立が続いています。
そんな中、6月12日金曜日にFIAが来年のF1参戦チームを発表しました。が、フェラーリはすぐさま「来年のレギュレーションが撤回されないなら参戦しない」との声明を出してFIAの発表に反発。フェラーリ以外にも、レッドブル、トロ・ロッソも同様の声明を出しました。
つまり、FIAが発表したリストだと、
スクーデリア・フェラーリ・マルボロ |
スクーデリア・トロ・ロッソ |
レッドブル・レーシング |
AT&Tウィリアムズ |
フォース・インディアF1チーム |
カンポス・グランプリ |
マナー・グランプリ |
チームUSF1 |
ボーダフォン・マクラーレン・メルセデス* |
BMWザウバーF1チーム* |
ルノーF1チーム* |
パナソニックトヨタレーシング* |
ブラウンGPフォーミュラワンチーム* |
と、条件付きの※マークを付けたのは5チームだけでしたが、
実質は↓こうなので。
スクーデリア・フェラーリ・マルボロ* |
スクーデリア・トロ・ロッソ* |
レッドブル・レーシング* |
AT&Tウィリアムズ |
フォース・インディアF1チーム |
カンポス・グランプリ |
マナー・グランプリ |
チームUSF1 |
ボーダフォン・マクラーレン・メルセデス* |
BMWザウバーF1チーム* |
ルノーF1チーム* |
パナソニックトヨタレーシング* |
ブラウンGPフォーミュラワンチーム* |
すでに無条件の参戦を表明してFOTAを除名になってるウィリアムズとフォースインディア、そして新たに参戦する3チーム以外の既存チームは全員了承なんかしてないよ、ということ。
FOTA側は、FIAが推し進める年4000万ポンドの予算制限(守ったチームだけにエンジン使用数自由、エンジン回転数自由、KERSの出力2倍など様々な特典あり)をとうてい飲めないとしているので、FIAが譲歩しない限り、FOTA側についているチームおよびドライバーは、新たなカテゴリーでレースをやるなり、休養するなり(マッサは休養するかもとも発言してます)、といった事態に(´д`)。
そして、新規参戦の3チーム。
USF1は前々から名前が出ていたので驚かなかったけど、カンポス??
なにそれ( ゚д゚)?
新規チームについては、F1-Gate.comさんに詳しい説明記事が載っていて参考になります。
チームUSF1とは 【 F1-Gate.com 】
マノー・グランプリとは 【 F1-Gate.com 】
カンポス・グランプリとは 【 F1-Gate.com 】
このうちマノー・グランプリ(英語だとmanorなので発音的にはマナー)は、キミにも関係のあるチームです。F1にデビューする前、1999年と2000年、マノーからイギリスのフォーミュラ・ルノーに参戦していました。2000年には圧倒的な強さでチャンピオンを獲得し、その成績からF1でザウバーをテストするチャンスをGET。走りがピーター・ザウバーの目にとまって、翌2001年のレギュラードライバーに大抜擢されたわけです~。
F1ドライバーは、通常F3やF3000といったF1の下位カテゴリーを経てからF1デビューというのが通常で、それらを全部飛び級ですっとばしたキミは異例中の異例。F1のドライビングに必要なスーパーライセンス発給の条件をちゃんと満たしてなかったので(あるカテゴリーで何位以内とか、いろいろ条件アリ)、デビュー当時、キミに発給されたスーパーライセンスは4戦限定のいわば「仮免許」でした。そんな状況にもかかわらず、キミはデビュー戦の20分前まで昼寝をしてたっていうんだから、すごい心臓の持ち主ですね。
そしてキミはデビュー戦で入賞。その後の活躍とミカ・ハッキネンの推薦もあって、デビュー2年目の2002年には、ビッグチームのマクラーレン入りを果たしました。
フジテレビのF1ドライバーキャッチコピーでは、以前マッサが「跳ね馬のシンデレラボーイ」と言われてましたが、マッサは2002年にザウバーでデビューしたものの散々な成績にペーター・ザウバーも怒ってクビ同然でフェラーリのテストドライバーへ。再度フェラーリからの推薦でザウバーからF1復帰するも、まぁあまりパッとせず。
2006年にバリチェロの代わりとなるセカンドドライバーミハエルの弟子としてフェラーリ入りも、やっぱりセカンド扱い。2007年もキミにタイトルを持っていかれ。そしてやっと2008年、最終戦までタイトル争いができるポジションを獲得できたのだから、結構苦労人では(フィジケラほどではないけど)。むしろ、経歴的にはキミのほうがシンデラボーイ。もちろん、キミも資金難とか、学校を中退しなきゃいけなかったりとか、それなりの苦労はしてるけど。
ちなみに、キミは2004年にマネージャーのロバートソン親子と、「ライコネン・ロバートソン・レーシング」を設立して、チームはイギリスF3やフォーミュラ・BMWに参戦したりしてます。トロ・ロッソの
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タグ: バジェットキャップ, フォーミュラ・ルノー, マノー
2009/06/15 at 11:43 PM
こんばんはririさん。HP変えられたのですね。ステキです。これからもちょくちょくお邪魔させていただきます。
それにしても最近のF1の話題はレース以外のことばかりで。ホントにどうなっちゃうのでしょね~
所で若かれしキミの画像は初々しいですね。こういう笑顔最近みてないな~(悲)
2009/06/16 at 1:57 AM
>asachanさん
コメントありがとうございます!
ちょっとデザインを変えてみました。あまりウェブのことに詳しくないので、試行錯誤中ですが(^^;
この写真のキミは若いですよねー。まだ8年前ですね~。キミが勝って笑顔を見せてくれるのをずーっと待ってるのに、なかなかないですね~。でも、今年必ずあると信じて!!
またぜひいらしてくださいね~。