キミのラリーGBブログ「バナナの皮でできた道をドライブするみたい」

2010年WRC » この記事

ドライバーがラリーごとに交代で書いているPirelli driver blog、今回担当はキミです。その2度目の更新が現地時間で土曜日の夜に来ました。最終日を前にしたキミの気持ちと、ラリーGBの難しさについて語っています。

Blog two: Saturday 13 November, 2100hrs.
さあ、来たよ。カーディフに戻ってきてこんなにうれしいと思うなんて考えてなかったよ。だけど、うれしいのには2つの理由があるんだ。1つは雨がやんだこと。2つめは、本当によい1日を過ごせたから。

金曜日、初日はちょっと衝撃だったよ。難しいだろうとは思ってたけど、ああいう難しさは予想してなかったんだ。雨のせいで難しくなるかもしれないって思ってた。だけど今日は大分乾いていたんだ。それなのに、滑りやすかったんだよ。だから、そういう道なんだろう。

思うに、最大の難点は、グリップ量がこれくらいだろうと予想する量と全然違うってことだよ。大丈夫そうに見えるコーナーが、実はバナナの皮でできた道の上をドライブするようなものなんだ。一方、スケートリンクのように見えるコーナーでは、グリップがまったく問題なかったりするんだ。

だから、この難しさをどう説明すればいい? もし僕がそれを分かってるなら、ラリーで先頭を走ってると思うよ。

だけど僕にとっては、いつだって1つずつ学んでいく課題なんだ。今日10番手でスタートして、8位で終えたから、ずっといいよ。オジェがコースオフしたおかげなのは確かだけど。だけど実際、彼はミスをして僕はしなかったってことなんだ。僕が学習してるってことを証明したよね。

本当に完璧な1日だったわけじゃないよ。午前中には左フロントのスプリングが壊れて、少しタイムを失った。それから午後にはライトポッドがぴったりはまってなかったんだ。だけどこれらは小さなことだったし、ラリーでは問題を抱えてどう走るかを学ぶ必要があるんだ。僕らがやろうとしてるのは、それなんだよ。

明日、確信できるものは何もない、僕らは、確実にものすごくトリッキーなResolfenのステージを2回運転しただけなんだから。僕は常に新しいことを発見している。そして前にも言ったけど、ラリーGBは僕が挑戦するラリーの中で最も困難なものの1つであるのは間違いない。

僕はポジティブな形で最初のシーズンを終えたい。だから明日は完走してポイントを獲得しなきゃね。それができれば、ミッションはコンプリートだよ。

本当にキミってユーモアのセンスがあるなーと思います。
ラリーGBの難しさを説明するのに、こういう言い方するとは。

難しさの最大の原因は、グリップ量が見た目とは全然ちがうってことなんですね。

「大丈夫そうに見えるコーナーが、実はバナナの皮でできた道の上をドライブするようなものなんだ」

この例えで、よくわかる。

「この難しさをどう説明すればいい? もし僕がそれを分かってるなら、ラリーで先頭を走ってると思うよ」

その通りですねwww

ラリーは経験がすべてだから、僕がこれまで学んだ全てのことを生かして、来年はもっと速くなれるはずだ。僕らがそれまでにこの雨でおぼれ死んでなければね・・・。

って言った最初のブログでも笑ったけど。

日曜、キミは完走することができました!そしてポイントもGET。
入賞できたことには、上位にいた人が脱落したってこともあるのだけど、キミはミスをしなかったってことが重要!!!!

この水の量もすごいけど、乾いてても滑りやすいのか・・・。GB、確かに難所ですね。
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