ラリー初優勝はおあずけ。Rally della Lanternaで2位

2010年WRC » この記事

キミとオジェが、ラリー・ブルガリアへ向けた練習のために参戦していたイタリアのラリー・デラ・ランテルナ。タイヤ選択が当ったキミがラリーをリード。しかし徐々に差を詰めてくるオジェ。勝負は最終ステージまでもつれ込み、キミが2.4秒のリードを持って臨んだのですが、最後はオジェが素晴らしいドライビングで勝利。結局、キミはトータル5.6秒差で2位となりました。

残念ながら「初優勝」は逃してしまいましたが、でもオジェとたった5.6秒差ですよ!すごいですね! いくらオジェがターマックがあまり得意でないにしても、WRカーで初ターマックのキミよりは少なくとも経験あるわけで。オジェと互角に戦えたことは素晴らしいです。

ライコネン、ランテルナ・ラリーで見事2位に。オジェが優勝

fromrallybuzz

キミ・ライコネンは2010年ラリー・デラ・ランテルナにシトロエンC4 WRCで出場し、チームメイトであり、この大会の勝者であるセバスチャン・オジェに次ぐ2位を獲得した。

ライコネンは、2秒のリードを持って最終ステージに臨んだが、オジェからリードを守りきることができず、オジェが5.7秒差で勝った。

オジェは4ステージを終えた後、ライコネンから30秒遅れていたが、午後と夕方には巻き返してきた。

フィニッシュした後、ライコネンは「素晴らしいラリーだったよ。残念ながら最終ステージで1位になることはできなかったけど、僕はターマックでこの車を運転したのは初めてだったし、たくさん経験を得られたよ」と語った。

「そうひどいヤツ(オジェ)に負けたわけじゃないしね」ともジョークを言った。「ナイスなラリーで、よく学べたよ」

オジェは「キミは今日、とても速かった。今朝はタイヤ選択を間違えてしまったので、キミに追いつくのはとても大変だった。それで30秒失ってしまった」と述べた。

「キミは(シトロエンC4 WRCで)初めてのターマック経験だったから、彼を称賛するよ」

ランテルナ・ラリーは、キミがワールドラリーカーで参加した初めてのアスファルトイベントだった。また、彼がステージで勝ち、明らかにラリーをリードし、そして表彰台でフィニッシュした初めてのラリーでもある。

シトロエン・ジュニアチームはターマックで行われるWRCラリー・ブルガリアへの準備として、このジェノバを拠点としたイベントに参加していた。

まさか最終ステージまで勝敗がわからないなんて。カナダGPの予選を待ちつつ、ラリー・デラ・ランテルナのLTとf1zone.netのフォーラムをチェックしつつ、Twitterでつぶやきつつ、忙しい土曜日の夜(というか、日曜早朝)でしたー。

こういうローカルラリーだと、なんと言ってもネットの情報が頼り。f1zone.netのフォーラムの流れが速くて速くて。時差的に厳しいアジア勢同士励まし合ったりしつつ、「世界中のキミファンがここで語り合って一緒に応援できるってすごいことだよね」と、ファン同士の連帯感を感じたのでした。イタリア語を解する人たちが投下してくれる情報も貴重で。

フォーラムで「表彰式のラリーも(ストリーミングで)見られるの?」と聞いたら「見られるよ」という返答だったので、これは待つしかない、と、カナダGP予選が終わってもそのまま寝ずに待機。イタリア人おっさんの長い長い前座トークにいらいらが募って我慢の限界を迎えた頃に、やっと始まった-。

表彰式の動画
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しかし、おっさんの英語がダメすぎて笑えた(人の英語を笑える身分じゃない私でも笑ってしまうレベル)。
しかも、おっさん、キミに「1位になったのは初めて?」とか聞いてる。結果をチェックしてないのか??
キミが「いや、2位なんだけど・・・」って手で合図してるのが笑えます

そこでキミが
「残念ながら1位を失ったけど、僕がこの車をターマックで運転したのはまさに昨日が始めてなわけだし、たくさん経験できたよ。そう遅いヤツに負けたわけじゃないし、よく学べた」と。上の記事にあるコメントを述べてます。
おっさん、「キートス、グラッチェ」連発。そして、英語ができる(かと思われた)女性がおっさんの通訳に登場・・・するも、またgdgd。
「あなたは2位でしたね。でもうれしいですか? それとも・・・(とここでつまる」
見かねて、若い男が「負けてしまったように感じる?」とフォロー。最初から、こいつがインタビューすればいいだろ、と(^^:。司会のおっさんはともかく、あの女性はなんのために出てきたんだ??
「そりゃもちろん、2位より1位がいいよね。最終ステージでタイムを失ってしまった。でも初のターマックだったし、よい経験になったよ。ああ、いいラリーだったよ。とてもチャレンジングだった。少し雨が降ったから、簡単じゃなかった。ここに来てよかった。もしかしたら、数年後にまた来るかもね」というキミでしたー。

私も表彰式フルバージョンをキャプっておきました(17分以上あります。ボリューム小さいです)
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ラリー・デラ・ランテルナのハイライトシーン
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コメント / トラックバック 4 件

  1. 雪村 さら より:

    きっとめちゃくちゃお忙しい中 動画のUPありがとうございます。
    時差との激しい闘いお疲れ様でしたm(__)m
    練習とはいえ初ターマックで僅差の2位とは
    さすがキミ♪

    ほんわかとして笑えてしまう動画ですね。
    司会のおじちゃんの「キートスキートス」が耳から離れません。
    オジェの方でも同じ感じで 最後は若い男性が通訳で出てきたけど 打ち合わせなしのぶっつけ本番だったんでしょうか(^_^;)
    イタリアって感じでいいですね。

  2. kimiko より:

    ゆかりんさま、お疲れ様です。

    おひとりで、80人の相手をしつつ、情報提供の期待にまで、応えてくださって、感謝、感謝です。

    イタリア語のおっさん、何を言ってるのかわからないのに、動画チョー受けました。
    ドライビングの動画を見ていると、キミとオジェはさすが一段、抜けているように見えますね!

    次戦が楽しみ、なんですが、しばらく間があいてさびしいです。

  3. のん より:

    はじめまして。
    いつもブログを読ませていただいてます♪

    キミ、ラリー初優勝か!?と最後までドキドキでしたね!
    初ターマックだし2位でも十分過ぎるぐらいいい結果ですよね。

    私も表彰台見たさに、深夜(明け方?)まで頑張ってました。
    あのオッサンの話の長さにはキレそうでした(笑)
    でも久々にシャンパンを飲むキミが見れて嬉しかったです!
    次のブルガリアが凄く楽しみです。

    あと、遅ればせながらツイッター始めたのでフォローさせていただきましたm(_ _)m

  4. yukarin より:

    >雪村 さらさん
    時差はキツいですね~(^^;
    F1の場合は予選1時間、決勝2時間ですむけど、ラリーって朝から晩まで。
    ネットでファン同士励まし合いながらでないと、絶対に挫折して寝てました。
    イタリアのローカルラリーっぽい様子が、笑えますね。

    >kimikoさん
    このおっさんのグダグダっぷりが・・・(笑)。
    眠気を必死にこらえて今か今かとキミの登場を待ってたときにはいらいらしましたが、動画を見直すと、かなり笑えます。おっさんも、通訳しようと出てきた女性のダメっぷりが。
    ブルガリアが楽しみです~。

    >のんさん
    はじめまして。
    思わず優勝を期待せずにはいられない展開でしたね!キミはやっぱりターマックが強い?
    ブルガリア、ドイツと期待せずにはいられません。
    ほんと、あのおっさんには生で見てたときにはイラっときましたが、久々のキミのシャンパンファイト、そしてグビっていってるところを見られたときは感動でしたね!

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