キミのNASCAR参戦を導いた人物とは
キミがなぜNASCARに参戦することになったのか。その背景を語ったフォスター・ジレットのインタビューが、TS紙に載っていました。同じくNicoleが英訳してくれたので、それを和訳しました。
Saku Koivu combined Gillett’s and Räikkönen’s NASCAR-path
(サク・コイブがジレットとライコネンのNASCAR参戦の橋渡し)
Turun Sanomat 30.3 2011 23:14:06ライコネンにNASCARへチャレンジするよう誘ったフォスター・ジレットは、ラリー・ポルトガルにも出席して、彼の将来のスタートなるドライバーのハンドル裁きを見つめていた。
同時に私は、ジレットがTurun Sanomatに独占インタビューを与えたときに、ライコネンの驚くべき転向についてのバックグラウンドを説明してもらう機会があった。
NHLスターのサル・コイブが、ジレットとライコネンの橋渡しを担ったのだ。
「私はモントリオール・カナディアンズを9年間所有していた。全てのゲームに出席して、よいときも苦しいときも、選手達と一緒に過ごした。私が経験したなかで最も厳しく困難な状況は、サクがガンと戦っていたときだ」
「その当時、私はチームオーナーとしての初年度だった。私は23歳で、何も知らなかった。しかし、そのときのことが私たちを近づけた。私の家族は、サクが戦いに勝てるために、できることを何でもした。価値のある勝利だった。サクは生きている。彼はよくやった。彼は素晴らしい家族を持っている。そしてまだ輝かしいプレーをしている」
「その勝利はまた、永遠の友情と相互の尊敬をもたらした。サクは氷の上では有能なリーダーで、人間としても素晴らしい男だ。彼は何年にもわたって、カナディアンズ組織の顔だった。私たちは苦しいときも経験してきた。しかし、彼は挑戦しようとする意志を失ったことがない。私にとってサクは、常に最も感動するスポーツマンの1人だ」
と、ジレットは褒め称えた。2人ともモントリオールを離れたが、連絡は取り続けている。
「私がNASCARにやってきたとき、サクはそれを知って、どんな調子か、また私たちのために何かできることがないかと、いつもの調子で電話をくれたんだ」
「それからある日、私は、自分と私たちのスポーツが前進するために何をすべきか考えていた。キミ・ライコネンに協力を依頼するアイデアが生まれたんだ。実際、それがどういう結果になるか私にはわからなかった。そこでサクに電話をした。サクも喜んで手助けしてくれると言って、キミと連絡を取るために必要な情報をくれた」
「私はすぐにフィンランドに電話をした。私たちはマイアミで会って、数ヶ月後に我たちの進路を選択し、そしていま順調に進んでいる」とジレットは述べた。
「私たちはキミのラリーとNASCARのスケジュールをどう合わせるか、色んな計画を考えた。本当に話し合ってきた。さあどうなるか、キミがどう感じるか、様子を見てみよう」
ドライバー中心のレース
ライコネンのNASCAR転向は、世界中に大きな衝撃をもたらした。
「スポーツは狭い世界だ」とジレットは考えている。
「キミは世界中で有名で、人気のあるスポーツスターだ。大西洋を渡るというキミの決断が、新しいチャレンジのパイオニアとして奮闘し、トップドライバー達を目覚めさせ、スポンサーとトップエンジニアも彼を追いかけるものになると願っている」
ジレットは、NASCARドライバーとしてライコネンに何を期待するのか?
「じきに明らかになるだろう。もちろん、どうなってほしいか自分なりのセオリーももっている」
「ヨーロッパの人達があれこれ話をするように、私たちもまた、タイトとルーズという言葉を使う。。
タイトでは、コーナーにターンインしようとするときにフロントに押されれる。ルーズだと、後ろにも押される。さらにタイトだと、物理的に、ドライバーはコーナーにハンドルをターンさせなければならない」
「キミが非常に多くのトラックとラリーをドライブしてきたことを知っている。そして何度も横滑りしたことがあるから、ルーズさにも慣れているだろう。彼は、そういう車を運転しやすいと思う」
「キミのこれまでから私が理解していることは、キミはタイトな車を好きではないということだ。そのうち明らかになるだろうが、彼は最初からアドバンテージを持っていると思う」
「NASCARは非常にドライバー中心だ。車はほぼ同じで、速い車と遅い車の違いは非常に小さい。ラップタイム差もかなり小さい。だから、適切な装備があれば、違いを生むのはドライバーというわけだ。コンピューターも、テレメトリーもない。NASCARではドライバー自身がコンピューターなのだ」
ドライビングによるマーケティング
ライコネンのイメージは静かなアイスマンだ。アメリカのマーケティング精神に、どうキミを当てはめるのだろうか?
「ドライビング方法が自身を物語る。おしゃべりになる必要はない。自分のドライビング、そして他者のドライビングが自分の個性をもたらす。そしてそれが観衆を魅了するのだ。キミは素晴らしい個性があり、私たち運営者全員が、彼がこのプログラムに関わることに興奮している」
「私はサクの鉄のようなキャラクターを知っている。そしてそれがフィンランドの自然の一部であることも。キミも同じものから作られていると信じている」と、ジレットは強調した。
このジレット氏、大丈夫なんかい?(;^ω^)
去年のシーズンオフ、キミがマイアミにいて、さらにNASCAR最終戦を観戦したというのは、こういうことだったのか・・・。
しかし、キミもまぁ大胆な決断をしたもので・・・ラリーもビックリだったけど、まさか。本当に自分の力でスピードを競うのが好きなんですね。。。
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