ライコネンQ&A ドイツGP、ラリー・フィンランド、来年のこと、etc.

2009年F1グランプリ » この記事

autsport.comにキミの最新インタビュー記事が掲載されてます! 「Q&A with~」はautsportの定番コーナーなんですが、キミが登場するのは久しぶり。

ラリー・フィンランドに出場するのは、F1からWRCにスイッチする下準備なのか-autsportがライコネンの考えを聞きました。

autosport.com – F1 News: Q & A with Kimi Raikkonen

Q.勝利を狙うことが可能だと思いますか?
いろんな状況によるよるけど、トライしてみるよ。でも通常の状況では、勝つのはとても難しいと思う。多分、ポディウムも。だけど、わからないよ。状況はすぐに変わってしまうから。いつもトップにいるのは2チームでそれぞれ2台の車があるから、彼らの1台や2台を負かすのはとても難しい。明日になればもっとよくわかるだろう。僕らには新しいパーツがあるから、それが助けになってくれることを願うよ。

Q.F1での新たな危機については、どう思いますか?
何も読んでないんだ。全体については知らない。いつもコロコロ変わるから、記事を読む興味が失せちゃうよ。確かに、ある時点で何らかの決断があるだろうけど、そのほかは僕はあまり興味がない。記事を読んでも無意味だよ。1日おきに変わっちゃうんだ。すべてがはっきりするまで、待ってみよう。

Q.あなたの来シーズンについて多くの噂がありますが、あなたの希望はどうですか?
毎レース同じだね。毎回聞かれるけど、同じ事だよ。答えは変わっていない。僕には契約がある。チームに聞いてみて、彼らが僕と違うことを言うか確かめたらいいじゃないか。だけど、絶対チームも同じことを言うと思うよ。

Q.チームに尋ねましたか?
そんなことする必要がないよ。僕には契約がある。チームが契約を変更したいなら、僕に知らせてくれるはずだしね。

Q.今シーズンの残りについては、どんな展望を持ってますか?
より大きな前進ができて、もっと前に行きたい。僕らは、少なくともポディウムからはそう遠くないところにいると思う。前のレースではレッドブルはほかの車とは別次元にいたから、追いつくのはとても難しいだろう。車を改善してもっと前に行けるよう願っている。少なくとも、勝つためにチャレンジできるチャンスがほしい。ある時点で、来年の車のために決断をすることになるだろうけど、それまでは僕らができるかぎりのことをするつもりだ。

Q.ラリー・フィンランドに出場しようとしてますね。F1のシーズン中にそのようなイベントに出るのは、おかしいとか、あるいはちょっとリスキーだと思いませんか?
僕は冬に2回ラリーに出ているし、今年も少し前にイタリアで1回出た。何も違いはないよ。ラリーだから、ステージによってはリスキーだと言う人もいるけど、あらゆるモータースポーツは危険だよ。道を歩いていたって怪我をするかもしれない。僕がラリーをやるべきでないなんて理由はないよ。ラリーは楽しみだし、チームも許可してくれている。フィアットで出場するから、チームにとってもよいことなんだ。よいことだらけだよ。僕が言ったように、怪我をするかもしれないけど、F1でも怪我をする可能性もあるんだから、大した違いはないよ。

Q.ラリー・フィンランドについてエキサイトしてますか? どんな準備をしていますか?
僕の母国だから、素晴らしいことだよ。みんなが、素晴らしいラリーだと言っている。だけど、僕にはどうなるかはわからない。これまでのラリーと同じく、よい経験になるだろう。満喫できればいいね。どうなるか見てみよう。

Q.あなたはいつも、F1を楽しんでいる限りF1にとどまると言っていますね。まだF1にいたいと思いますか? 将来の希望として、ラリーを考えていますか?
そんなことは何も考えていないよ。もしF1に興味がないなら、僕はここにいない。僕はここにいるだろ。将来については、来年があるっていつも言ってるよね。来年中に、他の選択肢を見て、将来どうなるか考えるよ。そのほかは、何も決めようとは思わないね。何も決める必要もないし。どうなるか、僕がその後何をするかは様子見しよう。

Q.F1チャンピオンシップで競争できないとき、ラリーで競争することはモチベーションを保つ助けになりますか?
モチベーションの点で違いは何もないと思う。だけどもちろん、ラリーは新しいことだし、F1とも違う。僕にとってはよい楽しみなんだ。僕ができるのがラリーってだけなんだ。テストが禁止されているから、レースの間に十分ヒマがある。だから、ラリーをやったり、何か別のことにトライするのはよい娯楽なんだよ。

Q.ラリーのドライビングスタイルや車を滑らせることに頭を順応させるのに、どのくらい時間がかかりますか?
多分、車を滑らせたくないと思うかもしれない。最も速く走る方法ではないからね。常に真っ直ぐ走ることが、ラリーでも最も速く走る方法なんだ。ラリーはF1とは違うけど、僕はグラベルではあまり経験がない。たった2日だけだ。そう難しいことじゃないよ。F1よりスピードがわずかに遅いから、状況に反応する時間が少しあるよ。

まったく違うことだから、慣れるのには時間がかかる。だけど、F1からラリーカーの運転にスイッチするのは、そう難しくはない。でもラリーはとても難しいスポーツだし、トップレベルに行きたいなら、F1と同じだよ。普段より5秒かそこら遅く走ることは、そう難しくはない。だけど、コンマ数秒とかコンマ2秒を取り戻すとなったら、難しいよね。ラリーでも同じことが言えるんだ。

Q.あなたがもうF1に興味がないと人々が考えるのは、あなたがラリーのような別のことをやっているからでしょうか。
絶対に、僕は来年もF1を続けるよ。だけどその後は、さっき言ったように、まだ何も計画はないんだ。もし僕が以前いたチームが許可してくれていたら、何年も前からラリーに出てただろう。フェラーリだけが、僕がラリーに出るのを許してくれる寛容さがあったんだ。それに加え、シーズン前から僕はラリーをやってたよ。僕が前にラリーをやってなかったってわけじ
ゃないよ。みんな、いつも、実際には何の関係もない事柄から、よりビッグなストーリーを作りたがるよね。

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「来年のこと? なんでいつも毎回同じこと聞くかな」とウンザリしてる様子がアリアリと伝わってくるインタビューですね(;^ω^)
ドイツGPのことはそっちのけで、ほとんどラリー(と来年のこと)が話題だし。
「来年も契約あるっていつも言ってるだろ。ラリー・フィンランドに出るからって、F1に興味がなくなったわけじゃない。マクラーレンが許してくれてたら、もう何年も前からラリーに出てるっちゅうの」というのがキミの答えです。はい。

人気商売だから毎回同じ事を聞かれるのは仕方ないとはいえ、大変だなー。

先週の週刊オートスポーツ(日本語版)に、F1チームの女性広報スタッフ座談会が載っていて、ウィリアムズのスタッフが、これまでブチ切れそうになった最悪なドライバーを実名で2人ほど挙げていたのが笑えました。ヒント:コロンビアの暴れん坊。もう1人はそのチームメイト(もちろんウィリアムズ時代の)。プレスの応対させるのも、なんとかなだめすかしてやっとこさ。それでもブッチしちゃうらしい。大変だなー。モン●●ヤがF1に戻ってくるなんて噂があったときは「冗談じゃない」と思ったらしい。
それに比べれば、フェラーリの広報担当コラジャンニさんをして「パーフェクト」と言わしめてるキミはずっと大人なんじゃないでしょうか。

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