キミ・ライコネンのラリー・ポルトガルレビュー

2010年WRC » この記事

すっかり遅くなってすみません。このところ、仕事とプライベートとウェアの件でバタバタと。
やっと、ポルトガルのレビューです。

何とか完走して10位入賞1ポイントを獲得しました!それにしても、とっても難しいラリーだったようです。ブラインドクレストが続出なうえに、キミ以外の人たちは全員経験者なんですもんねー。

いつもフィン語を英訳して海外フォーラムにポストしてくれてるNicoleの英訳を和訳しました。
今年になってから、キミ公式サイトにUPされる英語版と、Nicoleが英訳してくれるフィン語のオリジナル版にはほとんど差はないんですけどね。昨年とかはひどかった。フェラーリが相当手を入れてたのでしょう・・・。

ではでは、キミのレビューをどうぞ。

1ポイント、スパイス全部入り
One Championship-point with all spices

まさに、予想していた通りだったよ。ラリー・デ・ポルトガルは、ラりー・ヨルダンと同じくらい難しかった。僕らがこの2つのラリーに関して前もって得ていた情報は、正しかった。

また完走できたから、3ラリー連続完走だよ。完走したラリーではポイントを取ることができている。とても満足できる結果だよ。だけど、ポルトガルでは、もうちょっとうまくいくはずだったんだ。

僕は8位をほぼ手中におさめていた。だけど、その後にトラブルが起きてタイムを失って、ポジションをいくつか落としてしまった。。最終的には、日曜にラリーを完走できてよかったよ。日曜朝のパンクはムカついた。でも、これは誰にでも起きることなんだ。要するに、これがモータースポーツのゲームってわけだ。

序盤でコースオフして茂みに入ってしまったから、リバースギアに入れてコースに戻らないといけなかった。このときに、タイムを大きく失ったんだ。それから日曜に、僕は攻めすぎてしまった。コーナーをカットしたら、ちょっと二輪状態になったんだ。横転しなかったのは幸運だったよ。難しいスポットだったね。

それから、また同じようなことがあった。2度目のステージを走っているとき、路面状態が急激に変化してたんだ。まぁ、それはどのラリーでも多かれ少なかれ同じなんだけど。

何よりも、ポルトガルのルートはとても難しくて、変化がより大きかったよ。

リードしてる先輩ドライバーたちとの差はより開いたけど、それは驚く事じゃない。トップ勢が本当に速いことはずっと前からわかっていた。彼らに追いつくには、車に対する確かな自信と、距離を走ることが必要なんだ。

新しいウィナーが誕生したことは、ラリーにとって素晴らしいことだよ。オジェは速いドライバーだし、ニュージーランドですでにトップに接近していたから、勝者にふさわしい。僕がマレーシアGPで初優勝したとき、どれほどうれしかったか、よく覚えているよ。

それは、レーサーにとって特別のことなんだ。

さあ、次に僕らはイタリアでラリーを経験するために、ランテルナに向かっているよ。7月のラリー・ブルガリアの前に、ちょっとターマックでトレーニングしたほうがいいからね。

イタリアの後は、2、3週間休みがあるから、サッカー・ワールドカップやほかのスポーツを観るのが楽しみだよ。

Nicoleの補足によると、フィンランドでホットドッグを頼むときは「One hotdog with all spices, thank you(ホットドッグ1つ。スパイス全部入りでお願いね」と言うそうです。キミは、それを掛けたんですね(^^)。
公式サイトの英語版だと「One Point and lots of happening (1ポイントと、たくさんのハプニング」となってます。

ポルトガルでは、キミのチームメイトのオジェが初優勝。キミは2003年マレーシアGPでの初優勝のことを話題にしてます。初めて勝ったときにことは、本当に特別な思い出なんですね~。あれから7年。キミがまさかWRCにフル参戦することになるとは・・・。

それにしても、キミ。茂みに突っ込んだり、2輪状態で横転しそうになったりしてたとは。メキシコのように6回転なんてのは、もう起きないでほしいですね(^^;

ターマック経験がないキミとオジェは、イタリアのラリーに練習として参加するそうです。その後はちょっとお休みがあるみたいですね。キミもワールドカップ観るのか-。

ブルガリアの次は、フィンランド。そしてドイツ、日本ですよ。ひゃー!!

同じタグの記事も併せてどうぞ!

タグ: ,

コメントは受け付けていません。

アーカイブ