RallyBuzzに、キミがラリー・ポルトガル中に書いたブログが掲載されているので、ご紹介。
キミは結局、総合10位でラリーを終えました。前回のトルコで5位入賞を果たした後だけに、結果だけを見ると「あれれ」と思わなくもないのですが、初めての場所、テクニカルで難しいラリーをよく完走したと思います。ミスしてタイムロスもしたけど、クラッシュせず走りきったことが大事！

キミのブログから、ポルトガルがキミにとってとっても難しいラリーだったのだと、実感します。

Kimi Raikkonen Driver Blog from Rally Portugal

ポルトガルからこのブログを書くのは、新しい経験だよ。特に、僕はポルトガルには1度も行ったことがなかったから。ここは、いい国だよ。だけど、ステージは本当にトリッキーだと言わざるを得ない。

スタートから、このラリーはとても難しいだろうと予測していた。だけど、もしかしたら、そう難しくないのかもしれない。僕は、車に戻るのは1カ月以上ぶりだし。フランスでテストをやったけど、それはポルトガルの状況とは違うわけだし。

一番難しいこと？ トリッキーな物がたくさんあることだよ。第一に、みんなは僕より経験がある。ほかの人たちは全員ここ3年、このステージを経験してるんだ。だけど僕だけが、WRCラリーは7回目なんだよ。

それに、ステージ自体も難しいんだ。グラベルラリーで、グリップが本当に安定しないんだよ。それといくつかの原因で、僕はミスしちゃうんだ。

例えば、クレスト（丘）のちょうど頂点でコーナーがしばしばある。そのせいで、ブレーキングと正しいライン取りが難しくなる。ラリーはF1よりも難しいよ。自分が何に慣れているかにもよるんだけど。

F1では、エンジニアがしばしば無線でドライバーに話しかける。だけど、僕はこれが本当に嫌だった。僕は、ただ車を走らせ続けるほうがよかったんだ。じゃあ、今はどうか想像してみてよ。僕には、常に話しかけ続けるコ・ドライバーがいるんだ！ 正しいペースノートを作ることが、ラリーで重要な部分なんだ。ラリーのトップに立つまでには、やらなきゃいけないことがあると思う。

だから、ラリーは本当に容易ではないんだ。だけど僕は、自分自身、とっても楽しんでる。初めから、雰囲気はずっと和やかだし、F1よりも政治的なことははるかに少ない。すごく歓迎されてると感じてるよ。ラリーは、いい人たちだ。プレッシャーもない。僕はただ自分のペースで学び続けるだけだよ。

僕はポルトガルも好きだね。ラリーカーに乗っていると、自分がいる国をいくらか見ることができる。F1ではそうはいかない。見られるのは、空港、ホテル、サーキットだけだよ。

僕らはヴィラモウラにあるホテルに泊まっている。ここは、小さな港と、レストランやバーがあって、とても素敵な観光地だ。ラリーでの日々はとても長いけれど、1年を通して、より慣れていくよ。それに僕はとても楽しんでるんだ。

ポルトガルの人たちは、モータースポーツが大好きみたいだ。実際は、どんなスポーツも好きなんだ！ ラリーのサービスパークは、エスタディオ・アルガルベ（ファロ郊外にあるスタジアム）にある。そこでプレーしてるチームの名前は忘れちゃったんだけど。誰かが、そのチームはあまり良くなかったって教えてくれた。まあ、やっぱり、スポーツマンとして頂点にいると、人生は大変だってことだよ。

キミ・ライコネン

チームメイトのオジェが初優勝を飾ったけど、キミはまだまだラリー初心者。とにかく学習することが大事！
それに、とっても楽しんでるみたいで・・・それはファンとしてうれしいです。が、このまま帰ってきそうにない感じがしなくも・・・（；^ω^）

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この投稿は 2010/06/01 3:16 AM に 2010年WRC カテゴリーに公開されました。 この投稿へのコメントは RSS 2.0 フィードで購読することができます。 現在コメント、トラックバックともに受け付けておりません。