リエゾン観戦者は名物?~ラリー・ジャパンDAY2土曜日

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ラリー・ジャパン観戦記というより、回想記になっています。やっと土曜日です。私が泊まってた札幌の某ホテルには、ドライバーや関係者だけでなく、普通のお客さんもたくさん泊まってました。

観光ツアー客や、中高年の団体客もたくさん。朝エレベーターに乗ると、フォードのメカ達が乗ってました。そして別の会から乗ってきたおじいさん達。エレベーターのボタン付近にいるフォードの人達に向かって「3階おねがいします、3階」と言ってる。明らかに外人なのに日本語で叫び続けるのが?? 当然通じるわけもなく、「あ、はい3階ですね-」と身を乗り出してボタンを押す私なのでした(;^ω^)

夜エレベーターに乗ったらチャンピオン様が乗ってたということもありました・・・同じホテルに泊まってた友人は、エレベーターに乗ったら金曜日はキミ、土曜日はカイさんが乗っていたという。何てうらやましい!

さて、土曜日は午前中はリエゾン観戦。高速道路でペターに遭遇。ペターは130kmくらいで飛ばしてました。速っ。

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そして午後からはニカラで観戦。

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金曜日も土曜日も、リエゾンには大勢のファンがいました。日曜の移動中にも、高速道路や一般道で何時間も待って熱心にラリーカーを応援してるファンがたくさん。

私はジャパンのほかはフィンランドとドイツしか知らないけど、こんなにリエゾンにファンがいるのは日本くらいじゃないでしょうか?その理由は、SSのチケットが高価なうえ、自由度も少ないからじゃないでしょうか。

TV放送の映像を見てると、ジャパンだけよそと違っている点があることに気付きます。人がいないシーンが延々と続くこと。そしてファンが歓声を上げてるシーンは、同じシーンが何度も出てくること。「映像的に使えるファン」のシーンが限られているからなのでしょうね。

既に何度かこのブログでも書いてるけど、海外WRC観戦のパスは、週末通しで50ユーロ程度。ジャパンのSS1つ分のお値段。フランスなどは無料!海外のフォーラムでジャパンのチケットの値段を書いたら「冗談でしょ?」と驚かれました。

キミは日曜日にリタイヤすることになりますが、あれも、海外のように観客が近くにいて車を押して助けることが可能だったなら、キミはリタイヤせずにすんだかもしれない。海外のファンには、「どうしてキミの周りに観客がいなかったの?」と疑問だったようです。「日本は観戦可能なSSが決められていて、さらに観戦場所も限れているの」と説明すると、「それで観客が狭い場所に固まっているのね」と、日本の特殊な事情に驚きつつも納得してくれたようでした。

ラリーが文化として根付いているかとか、事故に対する責任問題の考え方とか、いろんな違いがあるだろうけれど、この差は何なの?と思わずにはいられませんでした。

世界最高峰ラリーWRCを日本で開催してくれたことにはとても感謝してます。
と同時に、オフィシャルや関係者の方が「リエゾン観戦はラリー・ジャパン名物だから」と当然のように口にすることには、違和感を感じました。そんな名物、全く自慢にもならないと思います。

目次
我、ミッションインポッシブルに成功セリ~DAY0 水曜日
キミ=寝太郎~ラリー・ジャパンDAY1木曜日
リエゾンで遭遇~ラリー・ジャパンDAY1金曜日
リエゾン観戦者は名物?~ラリー・ジャパンDAY2土曜日 ←イマココ

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