ローブ、キミにとってのラリーでの難しさについて語る

久々に和訳をば。今月末はラリー・フィンランド。キミの母国ラリーでもあり、WRC2011年シーズンの後半戦スタートでもあり。シーズンももう半分過ぎたのですね。早いな-。今年は昨年と違ってミスなく堅実に完走を続けているキミ。かなり成長したと思います! それでもトップドライバー達にはかなわない。トップ中のトップ、7連連続の王者ローブがキミにとって何がラリーで難しいのかをインタビューで語ってます。

 

iltalehtiの記事から。フィン語→英語は、いつものようにNicoleの訳です。ありがとー!!

ローブ、キミにとってラリーでの難しさについて語る

セバスチャン・ローブは、キミのWRCでの勝利が不可能だとは思っていない。

しかしながら、ローブは、ライコネンがトラックからラリーの最高峰レベルに直行したことを強調した。ライコネンのラリーでの真の才能を見られるまでには、多くの経験が必要だ。

「難しいね。これは国内ラリーではなく、WRCシリーズだ。キミのようにF1からラリーに来ると、あらゆることを学び、ドライビングスタイルを改善するために時間がかかるんだ。特にペースノートがやっかいだ。僕らはノートを毎年改良している。木々の中のコーナーに5速で入ったら、スローダウンしなきゃいけない。そうやってコーナーを確かなものにするんだ。それが彼にとっては最も難しいだろう」

テストロードでは速い

ライコネンはプライベーターとして参戦しているが、度々ローブと同じ道を走っている。慣れた道なら、ライコネンは彼自身と車から全てを引き出すことができる。

「キミがテストロードではとても速いことは分かっている。僕らはいつも同じ道でテストしているし、彼は本当に速く走れる。ペースノートと経験-ー彼が一番必要なのはこれだよ。そうすればうまくいく」

WRCラリーで勝つのは、ライコネンにとって小さな奇跡が必要かもしれない。ローブは、いつかアイスマンの勝利を祝うフィンランド国歌が聴ける可能性を除外しない。

「彼がどのくらい長く続けるか、どれくらいの情熱をもっているかによるよ。彼はすでに、世界で最も速いドライバーの1人だということを証明している。どんなことも可能だ」。

私も現地でフィンランド、ドイツ、日本、ギリシャと4戦を観戦して、つくづく思ったのは、「ラリーは本当に難しい」ということ。
昨年キミがインタビューで何度も何度も「F1よりもラリーのほうが難しい」と語っているのを「ふんふん。そうなのか」と思っていたけど、それがよくわかりました。何もかもが違います。車も、ドライビングも、走る距離も、集中の仕方も、路面の状況も。

ラリーとF1は全く別のスポーツ! そして、一番大きいのはやっぱりローブ様が言ってるし、キミも繰り返し言ってる、ペースノートなのでしょうね。経験があるドライバー達はノートに改良を加えていってるわけだし。彼らも、過去に走ってるステージだと断然自信も持ってるし実際速いし。キミのようにラリーの経験がまだ2年目。初めて走るか今年で2度目のラリーをトップドライバー達にまじって戦うって、想像以上に大変なことのはず。

キミのF1復帰説は何度も流れてるけど、私はラリーを続けてほしいです。そうでないと昨年と今年やってきたことが無駄になるから。来年もぜひWRCで走ってほしい。いつか表彰台にのったキミが見られますように!

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コメント / トラックバック 2 件

  1. iceman_ より:

    ですよね。本当に経験が大きいと想う。

    続けて欲しいけど、彼はF1が似合う気がする。

    驚速ベッテルを止めるのは彼しかいない。

    F1ニュースにライコネンのレッドブル入りが載ってましたね。

  2. yukarin より:

    >iceman_さん

    ラリー経験豊富なトップドライバーたちと同じ土俵で戦うのは、本当に想像以上に大変なんだろうなと思います。
    キミのレッドブル加入の話題は、F1通信さんに載ってるのは英語サイトからの翻訳だけど、もともと報じたのはドイツのメディアでした。それをたまたま読んでました。でもとてもくだらない内容でした・・・。詳しくは、次の記事で書きました。

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